五歩一興吾朗のTo be or Not to be

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バフェットに学ぶ投資先個別株の選び方②

 

 

先日の記事で、投資先を選定するにあたって、下記の三つの流れに沿って選んでいく方法を紹介した。

 

 

1.定量的観点(バリュー投資)から投資先を選定する。

 

2.その中で、自分が理解できる企業に絞る。

 

3.その中からさらに、定性的観点(グロース投資)から最終的な投資先を決定する。

 

 

lakalaka38.hatenablog.com

 

 

その中でも一つ目のステップである、定量的観点からの選び方について、
掘り下げて紹介していく。

 

バリュー株投資とは、企業の価値に対して、株価の値段が割安であると判断されるものに対して投資をしていく手法のことである。

ひとえに、「企業の価値よりも株価が安い」といっても、何がどうなっていたら株価が安いと判断できるのかがわからない。

そこで、企業の利益や、市場における価値、財務状況などを総合的に見てこれを判断する指標をいくつか設定する。

 

※ここでいう企業価値とは、その企業が行っている事業、つまり本来もっている価値を指している。

まずは、ある年の純利益に、減価償却費(なにか設備を買ったときの一年あたりのコスト)を足して、その年の設備投資の費用を引き算することで
将来生んでくるであろう利益を求める。
この企業が将来も稼いでこれるであろう利益を、企業が本来持つ価値とし、
その価値を国債の利回りによって割ることで、今の価値に割り戻し、現在の企業の価値を割り出している。    
本来の一株当たりの価値はこの企業価値を発行済株式総数で割れば、概算で求めることができる。
この価格と、現在の株価を比較すれば、簡易的に割安かどうかを判断できる。

 

 

だが、この一つの指標だけで判断するのは不安なので、より多角的に、以下の10個の観点で評価していく。

 

 

①適切な事業規模か?
    ・時価総額が自分の投資対象として適切かを図る。
        ※最初はここの感覚がないと思うので、まずは大型株・中型株から選んでみることにした。
         やっていく中で、時価総額の規模をつかんでいく
    ・自分が買いたい株数の100倍以上の売買高が毎日あること

②財務状況は健全か?
    ・流動比率が【200%】以上
    ・長期負債が純流動資産を越えない

③利益は安定しているか?
    10年以上赤字がないこと

④配当はあるか?
    

⑤利益の伸びはどうか?
    直近3年間のEPS(1株当たりの純利益)が7年前~10年前のEPSの【1.3倍】以上

⑥株価収益率は妥当か?
    PERが【15倍】以下
    ※同業多種と比較する

⑦株価純資産倍率は妥当か?
    PBRが【1.5倍】以下
    
自己資本比率は十分か?
 自己資本比率が【40%】以上であること
 ※高すぎるのは注意

自己資本利益率は妥当か?
 ROEが【10%】以上

総資産利益率は妥当か?
 ROAが【6%】以上
 ※この条件を満たさないからと言って、必ずしも除外しなくてもよい

 

 

まじで、こんな厳しい条件を満たす会社、日本株だと10社くらいしかない。

 

 

ここから、自分が知っている会社や、事業内容が理解できる会社、将来の展望が期待できる会社にのみ、投資していく。

 

それぞれの条件をなぜ適用するべきか?については、追って更新していく。