五歩一興吾朗のTo be or Not to be

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バフェットに学ぶ投資先個別株の選び方①

 

 

急にまじめなタイトルになって、驚いている。
私が一番心底驚いている。

 

 

そして、しれっと①とかつけて、シリーズものにしようとしている。
これにも驚いている。少し古い言い回しを使うなら、インド人もびっくり、である。

 

 

 

今日はKindleのPrime Readingで読めた『マンガでわかる バフェットの投資術』で学んだことについてまとめたい。

 

 

バフェットの投資術を踏まえた、自己流投資法を考えたのでご紹介しよう。

 

あくまでも現時点での投資法なので、実際にお金を使ってみて、今後アップデートしていく予定である。

 

 

大きく分けて三つの流れに沿って、投資先を選定していく。

 

 

1.定量的観点(バリュー投資)から投資先を選定する。

 

2.その中で、自分が理解できる企業に絞る。

 

3.その中からさらに、定性的観点(グロース投資)から最終的な投資先を決定する。

 

 

これは、バフェットが投資先を選ぶにあたって重視していた、4つの指標を参考にしている。

  1. 株価
  2. 事業
  3. 業績
  4. 能力

の4つである。

 

彼の株の選び方は、

①自分が理解できる企業の名前を書きだす
②株価が割高なものと、経営者や事業環境が良くない企業を外す
③残っている企業について、自分が相続したつもりで長所や短所を書き出す

という順序で行われたそうだが、
投資スーパー初心者の私にとって、まず理解できる企業というのが存在しない。

 

 

現在サラリーマンをしているが、そもそも自分の勤め先の企業のことも理解していない。何してるかしらん。

 

 

なので、逆に【株価が割高なものを外す】という工程を先に行うことにした。

 

 

国内株の銘柄検索をしてみるとわかるのだが、
それなりの事業規模(時価総額)がある。(いわゆる大型株~中型株)
一般的に優秀といわれる指数の水準を満たしている。(PBRやPERなど)
一般的に健全といわれる財務状況である。(流動比率など)

これらすべての条件を満たす株って、意外と十数社しかない。

 

 

様々な業界から、マクロ的な視点で選んでいくよりも、
まずは株価が適正な会社を列挙して、それぞれの会社について事業内容が理解できるか?を調べた方が効率的であることに気付いた。

 

 

ミーハーなものが嫌いで、テーマ株投資とかにとっつきづらい自分にとって、
まずは「株価が適正」という定量的に良い評価がされている企業の中から投資先を選べるのは、
安心極まりない。

 

 

さて、これで投資先が一気に絞れたので、ここから、自分が理解できる企業か?
という視点でさらに投資先をしぼっていく。

 

最近は本当に情報があふれかえる世の中になったもので、
大型株・中型株に分類される規模の企業であれば、
「〇〇〇〇(会社名)・分析」とか、「〇〇〇〇(会社名)・アナリスト」とか調べると、
その企業の事業内容や会社概要、今後の見通しといった、ディスクロージャー資料や
年次報告書の内容を紹介してくれているYouTubeの動画が存在している。

 


www.youtube.com

 

こういった動画を見て、自分の口で事業内容を人に説明できるもの=ビジネスモデルが理解できたものを、投資対象候補として残していく。

 

 

なんとなくわかったけど、モヤモヤが残る場合は、企業が公開している年次報告書やディスクロージャー資料を見てみる。

 

 

 

ここで大事なのは、【頭の中にあるイメージを言語化し、視覚化すること】である。

 

 

 

 

投資先の企業についてはっきり認識することが目的なので、
人に説明したり、紙に書いたりとアウトプットをすることで、
 ・投資先の企業のビジネスモデルを理解しているか?
 ・投資先の企業の問題点や将来性はどうか?
を客観的に考えられているかを再確認する。

 

 

 

 

 

そして最後に、ここまで生き残った銘柄について
「本当に自分が買うに値する企業なのか?」を、改めて定性的な観点で評価する。

 

株を買うというのは、単にチャート上の上下する数値を追いかけるだけのことにも見えるが、
その行動が持つ意味は、投資先の企業の一部を自分で所有することと同義である。

 

話は脱線するが、単元株以上を保有していれば株主総会への参加権が与えられるし、
経営者に意見をすることもできる。
配当や株主優待をもらえるのは、企業が存続するためのお金を出資してあげている立場だからである。普通に、ちょっとエラい。
株を買うとは、企業の所有権を持ち、経営を左右する権利を持つということなのだ。

 

例えば自分が車を買うとき、普通長く使えそうなやつとか、今後注目されそうなやつ選びません?
電気自動車がまだ一般的でなかったら、充電ステーションが少なかったりして、ガス欠で止まっちゃうのが怖くて買おうとしないですよね?
逆に、今後は環境にいい電気自動車を主流にしていくために、ガソリンスタンドを減らします!って言われてたら、ガソリンでしか走れない車って買いませんよね?

 

家とかマンションで考えてもいい。姉歯が建てた家住みたくないですよね?
耐震工事とかしっかりしてて、シロアリが出なくて、ずっと住める家を作ってくれる人たちに任せたいですよね?
実は耐久年数めちゃ短いねん!って家、いやですよね。

 

日用品とか食料品も同じで、(消費するって点ではちょっと違うけど)
同じ値段なら美味しく作られたキャベツが食べたいし、
実はこの商品アスベストが使用されてたんですごめんなさい、回収します。って不利益な情報でも正直に発表してくれる会社の商品って、次も買おうって思いますよね。

 

 

株を買う時も同じ。

 

買おうとしている企業の経営者がしっかりしていて、将来の展望がある商品が欲しいですよね、って話。

 

株主(=消費者)に対して誠実で、
合理的な資本配分をしていて(=しかるべきところにコストをかけている)、
独自の経営方針を貫いている(=オリジナリティがあって強みのある商品)ような、
そんなこれからもずっと繁栄していくような企業を、これからも持っていたい商品を選んでいく。
そして、そんな企業づくりができる経営者がいるところを選ぼう、っていう観点で最後にふるいにかける。

 

 

 

「マーケットは主人ではなくしもべである」

 

といわれるように、

 

市場の変動に踊らされず、企業の成長性や収益性に注目して売買をしていきたい。